雑学

内側からモチベーションを上げるのに必要な3要素とは?

突然ですが、人のやる気やモチベーションってどういうときに生まれやすいんでしょうか?

とりあえず浮かぶのはやはり金銭的なインセンティブのあるとき…でしょうか?

色々と会社についての愚痴を言いつつも毎日仕事に行くのは、お給料のためという人は多いでしょう。ただ、仕事は面白くないけどお金のためだけに仕事に行くのはモチベーションとはちょっと違う気がします。

今日はモチベーションを引き出すために何が必要かということに関して面白い動画があったので紹介します^^

ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」

あらすじ

まずはモチベーションの例としてあるパズルを使った実験の結果を示します。

「キャンドルプロブレム」と呼ばれる問題を使って、一方のグループには「問題を解くまでの時間を計ります」とだけ伝え、もう一方のグループには早く解いた人には報酬が与えられることを話します。

さて、いったいどのくらい、この報酬を提示されたグループは早く問題を解くことが出来るのか…と。

ところが実際の結果は、報酬を提示されたグループの方が問題を解くまでの時間が長かった。

そしてこの結果は偶然に起こったことではなく、何度やっても同じ結果になった。

この結果から検証を進めていくのですが、

金銭的な報酬は機械的な作業に対しては有効だが、creativityを必要とするような仕事においては視野を狭め、逆効果になる、ということ。

こうした仕事でのモチベーションを引き出すのには、金銭的な報酬のような外的な動機付けではなく、内的な動機付けが必要だと述べています。

内的な動機付けで必要なのは、

  • autonomy 自主性
  • mastery 熟達
  • purpose 目的

と述べた上で、この動画中では自主性という動機付けについて話していきます。

自分のやる気とも重ね合わせてみる

っていうのも、自分がやる気を感じるときって、確かにこの3点すごく重要なんじゃないかと改めて思ったのです!

Autonomy 自主性

自分で方針を考えていけるってやっぱりモチベーションになる。上から「こうしてああして…」だの、「どうしてこのやり方をしないの」だの全部指示されるのってたぶんいやになります。

自分で考えて、そのとおりにやってみる。

自分で考えてやったことって当然その結果が気になるわけです。

その結果を自分なりに見て振り返り、フィードバックするという過程も自然に身に着けていけると思っています。

何事もフィードバックって大事だと思うのですが、人から指示されてやったことってその結果に大して興味を持てないことも多いと思うのです。

自分も医者になってから、上から色々指示されながら仕事をするのも勿論勉強になります。でもそれ以上に、ある程度独り立ち出来るようになってから自分なりに色々考えたり調べたりしながら出来るようになってからの方が成長出来るようになったと思ってます。

Mastery 熟達

この熟達という言葉、動画の中ではMasteryを「成長」と訳しているようですが、厳密にはmasteryは熟達ですかね。

熟達という言葉は聴きなれないですし、わかりにくいかなぁとも思うのですが、その道を極めていくことの重要性を述べています。

実際、ある道を究めれば究めるほどに、そのモチベーションって持続していくものなんじゃないかと思います。

だから興味のあることは徹底的に調べていくし、やってみる。

確かに自分の中で成長を感じられれば更なるモチベーションにもつながる経験はあるんじゃないでしょうか?

最近は私はブログでどこまで稼げるかチャレンジ中なのですが、成果が出始めて自分の思ったとおりのワードで上位表示出来るようになってきたりすると、「もっとやってやろうじゃないの!」とやる気に満ちあふれてくるわけです。

Purpose 目的

最後に筆者が述べているのは目的について、これは前者二つに背景を与えるものと述べます。

きわめて強く動機づけられた人々-当然ながら生産性が非常に高く満足度も高い人々-は自らの欲求を自分以外の「より大きな目的」に結びつけるものだ。

自分の内面から湧き上がる目的を持つこと、これが更なるモチベーションを持つことに重要だと。

すごく高尚なことを言ってるようにも思えますが、単純に考えても「自分がそこで何をしたいのか」という目的がないとモチベーションってあがらないでしょ。

「なぜこれをするのか」「なぜこれが必要なのか」という目的意識を持っていくことで自主的な意欲も沸き立つし、熟達を目指していくモチベーションにもなります。

Twitterなんかではよく「独立したい!」「企業したい!」「副業で稼ぎたい!」などと言ってる人がいますが、独立して何をしたいのか、の目的がはっきりしていないとモチベーションの持続は難しい気がします。

もっと詳しく知りたい人へおすすめの本

このモチベーションについての話は、上記TEDの話者、ダニエルピンクさんが自書の中でより詳しく書いています。

動画でもそうですがこの内的モチベーションの動機付けの話が結構共感できるというか、面白いと思うんですよね!

で、これってたぶんビジネスパーソンや経営者をターゲットとしているみたいですが、私自身は医者なので、医者の教育現場でも生かせるんじゃないかなぁと思うわけです。

今後の後輩にこういう学びの場を提供できれば理想

この本を読んでみると、自分も意識して「働く」意味を考えたくなりました。

それと同時に、今後の後輩にもこういう内的動機付けをしてあげられるような教育現場を提供出来たらいいなぁと思ったりします。

なかなか働かせる側もこういう場を提供するのって難しいのでしょう。

自主性を引き出したいと思っても「好きなときに出社していい」「やりたい仕事をやればいい」なんて、なかなか出来ることじゃないのは当然ですしね。

でも少なくともこれまでの「アメとムチ」といわれてきたような金銭的な報酬による動機付けだけでは上手くいかないことを理解して、人の内的なモチベーションを引き出す方法は心に留めておきたいなぁと思った記事なのでした。